可塑
かそ
形容詞-語幹頻度ランク #42374 · 青空 5 例
標準
moldable
文例 · 用例
六月九日 水 女性のうちに先天的に与えられた驚くべき可塑性、或は順応性が、新らしく与えられた境遇に対して、忽ち、今までの「我」というものを溶かせ始めるのに対して、独立の意識と、個性の力とがとりくむのではあるまいか。
— 一九二〇年(大正九年) 『日記』 青空文庫
……この十カ月の間、われわれは破壊帯と可塑帯の二つの層のあいだを漫然と彷徨していたのにすぎない。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
最良の小麦粉は水を加えてペースト状にしたときに、非常に粘りこく(gluey)、可塑性(ductile)のある、弾性的なペーストであり、捏ねるのが容易で、切れないで、伸ばしたり、平らにしたり、どちらの方向にも引張ることの、できるのが望ましい。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
悍ましい可塑性及び一時的な不可視化に関するベールで隠された仄めかしがあり、他方では、颶風を制御し武器として用いることに関する断片的な囁きがあった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫
そのホールはある驚くべき存在――千八百万年後の未来、知られざる冥王星以遠の惑星に居住する半可塑性生物――の囚われの精神が粘土で作ったあるものが安置されていた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫
それらは常に古きものどもの催眠暗示によって制御され、可塑的で頑健な身体を時に応じて必要な手足や器官へと様々に変形させてきた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
我々がいるのは線路の上で、その前方には悪夢めいた暗い虹色の可塑的な円柱が腐臭をまき散らしつつ直径五メートル(*38)の膿瘻いっぱいにじくじくと広がり不浄なる速度を加え進路上には再び募り行く青白い深淵の蒸気が螺旋を巻いていたのだ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
残忍なるショゴスは――生命を、思考を、可塑的な臓器のパタンを専ら古きものどもから与えられ、点の集合として表現される言語以外に言語を持たず――同様に過去の主人を模倣した方言以外に声というものを持っていなかったことを。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
作例 · 標準
「この粘土は非常に可塑性が高いので、指先の細かい動きまで形に反映させることができます。」
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「人間の脳は驚くべき可塑性を持っていて、大人になってからでも新しいスキルを習得できるんだ。」
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「プラスチックという言葉は、ギリシャ語の『形を作る』を意味する可塑的な性質に由来している。」
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