日常茶飯事
にちじょうさはんじ
名詞
標準
everyday occurrence
文例 · 用例
しかし、如何なる愛情といえども、その様な彼女を傷つける様な表現の仕方を妥当とはしないから、その時ぼくが出来得ることは、その様な行為の醜さや重大性から眼をそむけて、ただ、彼等がとるに足らぬ日常茶飯事を行っているに過ぎないと思いこんでしまうことより外にはなかった。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
それらの和歌は、床の間の藤の花が、畳に二寸足らずで下つてゐるとか、枕元にある茶碗が、底に少し茶を残してゐるとかいふ風の、思ひ切つて平凡退屈な日常茶飯事を、何等の感激もない平淡無味の語で歌つたものであつた。
— 萩原朔太郎 『病床生活からの一発見』 青空文庫
特に俳句の如きは、就中、レアリスチックの詩であって、殆ど自然の風物描写と、日常茶飯事の詠吟を以て事としている。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
最も日常茶飯事的なるもの「おれは男性である。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
今まで根強く嫌悪していたものが、ここでは日常茶飯事として簡単に取引きされていたのだ。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
そうしてその真面目が、日常茶飯事に対しては意表に出づる逸話となり、国事に触れては鉄壁を砕く狂瀾怒濤となって行くもののようである。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
木仏、金仏を抱腹させ、石地蔵を絶倒させるに到っては正に湊屋仁三郎の日常茶飯事であった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
今まで根強く嫌悪していたものが、ここでは日常茶飯事として、取引されているのだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
「また電車が遅れたの?」「ああ、日常茶飯事だよ。」
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この地域では、台風による停電は日常茶飯事だ。
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彼が徹夜で仕事をするのは日常茶飯事だ。
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