産卵期
さんらんき
名詞
標準
spawning season
文例 · 用例
雌の産卵期になれば、雄の頭凹みて、口尖る。
— 大町桂月 『上州沼田より日光へ』 青空文庫
産卵期が近づくと、棉を喰いちぎって巣に持運んで行く雌を、傍からせっせと手助けするのであった。
— 原民喜 『吾亦紅』 青空文庫
産卵期になって、雌鱒の腹を裂き、腹中の卵を取出し、それに雄鱒の精液を注ぎかけ、孵化場で孵化させて、幾百万という幼魚を、凡そ二寸位まで育て上げ、それを湖水に放つのである。
— 豊島与志雄 『故郷』 青空文庫
それが、産卵期になると、孵化場の側の、甞て放たれた小川へ、群をなして上ってくる。
— 豊島与志雄 『故郷』 青空文庫
然し、産卵期の鱒が集ってくる小川は、ただ一に限られている。
— 豊島与志雄 『故郷』 青空文庫
大海に放たれても、産卵期には必ず、自分が幼魚の頃甞て放たれた場所へ、殆んど洩れなく戻ってくる。
— 豊島与志雄 『故郷』 青空文庫
時節が来ると、産卵期をひかえた鮭や鱒が、群れをつくって、目ざましいほど水の色をかえるのであった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
産卵期が春と秋に分れてるので、雑種になることはない。
— 豊島与志雄 『山吹の花』 青空文庫
作例 · 標準
産卵期が近づくと、魚たちは繁殖のために活発に餌を食べる。
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