偶
たま
名詞-の形容詞形容動詞名詞頻度ランク #28520 · 青空 657 例
標準
occasional
文例 · 用例
一言で云へば、必竟偶然を排し詩を判然と人間の意識の手中に収めたいといふ精神と云ふことが出来るかと思ひますが、それが判然と実現出来れば、全く喜ばしいことであります。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
例へば、二ヶ月も気持が腐つて、湯にも這入らない後で、偶々お湯に這入つてごらんなさい!
— 中原中也 『宮沢賢治全集刊行に際して』 青空文庫
それが、今度偶然にも、自分の無力をすつかり感じ、その時から、次第に、詩といふものゝ真義も分つて来るやうに思へ出した。
— 中原中也 『詩壇への抱負』 青空文庫
しかし「偶然うまく行つた」といふ感じがするのです。
— 中原中也 『書信』 青空文庫
これはつまり、偶然の介入する余地が、多いといふことである。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
偶々今度は、「欲しいのは金よりも時間だよ」とBが力説する。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
BはBの内部から起ることに立脚して不平が起れば起るのだが、Aは偶々文学といふ彼にとつて外部的な物を捉へようとして、それが捉へられないといふ不平なのだ。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
文学といふ対象を持たない男が、なんとなく何事も陽気であらせたいと思つたので、そして偶々彼が文壇にてづるを持つてゐたので、『「文学を」陽気に』と云つたまでなのだ。
— 中原中也 『文学に関係のない文学者』 青空文庫
作例 · 標準
「偶には都会の喧騒を離れて、田舎の温泉でゆっくり羽を伸ばしたいね」
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彼は仕事熱心だが、偶に見せる抜けたところが周囲に好かれている。
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最近はメールばかりだが、偶に直筆の手紙をもらうと嬉しいものだ。
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