気取り屋
きどりや
名詞
標準
snob
文例 · 用例
そうして、あんな気取り屋の坊ちゃんを、これまで一途に愛して来た私自身の愚かさをも、容易に笑うことが出来ました。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
筒っぽの袖に鼻をつけると、紺の匂いがぷんぷん鼻の穴にはいってきて、気取り屋の豹一には嬉しい晴着だったが、さすがに有頂天になれなかった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
筒っぽの袖に鼻をつけると、紺の匂いがぷんぷん鼻の穴にはいって来て、気取り屋の豹一には嬉しい晴着だったが、流石に有頂天にはなれなかった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
実は元来気取り屋の豹一も、ここへはいって来る瞬間、さすがに気取るだけの心の張りを無くしていたのである。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
そして、自分が、気取り屋でばかであることを、十分にこっぴどくやっつけられていることも知っていた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
その点で、児玉氏は決して引つ込み主義でもなく、形式主義者、気取り屋ではない。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
気取り屋に与ふ私は誇る私が詩人であることを、私がいちばん高い位置にあることを、高さとは――私自身に犠牲を要求する心理の階段の高さをいふ。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
気取り屋よ、君のツラへ私は率直な鉄丸をぶつつけてやらう君の仮面が砕けて下から真物のツラが現れるやうに、我々はもつと憎まれる必要があるのだ――、十万の味方をつくるためにどうして我々は千の敵をつくることを怖れてゐられるだらう。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
作例 · 標準
彼は新しい部署に来てから、以前よりずっと気取り屋になった気がする。
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あの人はいつもブランド品ばかり身につけていて、ちょっと気取り屋だよね。
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昔からの友人が成功してから、やけに気取り屋になって話が合わなくなった。
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彼女は自分の実力に自信があるのはいいけど、それが気取り屋に見えてしまうのは損だ。
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