洋間
ようま
名詞
標準
Western-style room
文例 · 用例
また、あの頃に、かくれんぼ、あなたは鬼、みんな隠れてしまうのを待つ間ひとり西洋間のソファに埋まり、つまらなそうに雑誌読んでいたゆえ、同じように、かくれんぼつまらない思いの私、かくれなければならぬ番の当の私、ところもあろうに、あなたのソファのかげにかくれた。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
すぐに、みんな捜し出されて、ぞろぞろ西洋間へひきあげて、「おさむさんは、まだだよ。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
二階の西洋間で、長兄は、両手をうしろに組んで天井を見つめながら、ゆっくり歩きまわり、「いいかね、いいかね、はじめるぞ。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
そんなとき、二階の西洋間のソファにひとり寝ころんで、遠く兄たち二人の声色を聞き、けッと毒笑しているのが、三男でありました。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
右手の日本風のお庭に向って一面に硝子障子がはまった廊下へ出て、左側の取っ付きの西洋間の白い扉を開くと妻木君は先に立って這入った。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
そうして次に今一つある西洋間の青い扉の前を素通りにして一番向うの廊下の端にある日本間の障子に手をかけた。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
二階の一番後方に当った十五畳敷位の洋間である。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
十二畳ほどの二方硝子窓の洋間に畳が敷詰めてある。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫