白道
はくどう
名詞
標準
moon's path
文例 · 用例
……動悸に波を打たし、ぐたりと手をつきそうになった時は、二河白道のそれではないが――石段は幻に白く浮いた、卍の馬の、片鐙をはずして倒に落ちそうにさえ思われた。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
「そこで指導者の一遍上人が工夫したのが二河白道の距てだった」 浄土教の教相の中では、人間の情慾を火の河と水の河に譬える。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
二河白道という術語はこれから来るのだそうだ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
左右の臥床の男女はたとえ慾望を起しかけても、枕元なる二河白道の譬えを見て冷たく心を吹き醒まし、現世を離れた安らかな眠につけた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
旅寝を重ねてこゝまで来る間に、葛岡はもう安宅先生指導の二河白道の距てのバンドも横えず、それから宿帳に夫婦と名乗ってつけることもしなくなりました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
一筋の白道なのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
しかもその一本の白道を、歩んで行くには八通りの方法があるのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
なんの障りもない白道です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
作例 · 標準
今夜は月が白道に沿って、ゆっくりと夜空を横切っていくのが見えた。
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天文学では、月の天球上の通り道を白道と呼ぶ。
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白道と黄道が交差する点は、月の運行を理解する上で重要な要素となる。
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