切れ目
きれめ
名詞頻度ランク #21752 · 青空 303 例
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gap
文例 · 用例
折々堪らないやうに双眼の切れ目から輻射状の皺を発したが、それでも更にそれらの喫殻に手を下さうとしないのは、明かに彼自身にも得体の知れぬ悶えが、彼の中を横行してゐたからである。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
二十一日 穂高岳を北口より登り、穂高岳と岳川岳(西穂高岳)の切れ目より、南行して御幣岳(南穂高岳または明神岳)の一角に達し、引き返して奥穂高岳に登り、横尾の涸沢に下り、石小舎に一泊。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
それは杉林の切れ目だ。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
ちょうど真下に当る瀬の音がにわかにその切れ目から押し寄せて来るのだ。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
目明の良助が、死骸の顔を上向けて、切れ目の長い瞼に両手をかけながら一パイに引き開いたからであった。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
それはちょうど古い追憶の切れ目切れ目に、われともなくわれ自身を逃れ出して行く、くるしみの幾群れに見える。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
この中絶をなくするために二台の器械を連結してレコードの切れ目で一方から他方へ切りかえる仕掛けがわが国の学者によって発明されたそうであるが、一般の人にはこの中断がそれほど苦にならないと見えて、まだ市場にそういう器械が現われた事を聞かない。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
夫れは鋸の切れ目に鐵の楔子をさし入れて、椀状の頭蓋を離すために、木の槌で輕くたゝく音だ。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
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