稚い
いとけない
形容詞頻度ランク #6336 · 青空 278 例
標準
young
文例 · 用例
白樺の痩せた稚い樹が出て来て、その中から山桜の花が、雪のように咲いている、四月の色は北岳の北の尾根から、信濃金梅の傾斜を伝わって、この森林にまで、流れ込んでいる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
朱樺の火は燃え出した、その明るくなることは、花が発くのと同じで、万象の色が真の瞬間に改まる、槍と穂高と、兀々した巉岩が、先ず浄い天火に洗われて容を改めた、自分の踏んでいる脚の下の石楠花や偃松や、白樺の稚いのが、今眠から醒めたというように朝風に身振いしてソヨソヨと顫った、天地皆新しい。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
併しその事件の蔭にはKのをぢさんが潜んでゐるらしいことは、叔父の口ぶりに因つて略ぼ想像されたので、わたしの稚い好奇心は到頭わたしを促してKのをぢさんのところへ奔らせた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
父が明治以前から交際してゐるので、わたしは稚い時から此人ををぢさんと呼び慣はしてゐたのである。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
稚いお春もこれには餘ほど脅かされたらしく、その繪を指して「これ、何。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
そしてこの稚い冥想家の脊を、やわらかく撫で温めました。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
仕合せに元気に暮らそうよ」 子どもは稚い母が泣く意味を知っていた。
— 岡本かの子 『オペラの辻』 青空文庫
それは晩春の頃からころころと啼き始めて、やがて湧き立つ様に野をこめる蛙の声が、どんなにめずらしくなつかしく、かやの稚い心をそそる夜も、秋祭りの野太鼓が、しきりに響いて渡る頃であっても、かすか乍らも澄み透って一縷の哀調を運ぶ横笛の音なのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
作例 · 標準
公園の砂場で遊ぶ、まだ稚い子どもたちの声が聞こえる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
写真に写る彼は、今よりもずっと稚い顔つきをしていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼女は稚い手つきで、一生懸命にプレゼントの包装紙を破っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
「まあ!なんて稚くて可愛らしいんでしょう。」
幻辭AI · gemini-2.5-pro