正立
せいりつ
形容動詞
標準
upright
文例 · 用例
昔、或る国に不思議な刑罰があつた、天井も床も四方の壁も凡て凸凹な鏡で張り詰めた小さな正立方体の部屋が重刑者を投ずる牢で、其処には昼夜の別なく怖ろしく明るい一つの灯火が点じてあつた。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
歩くテンポを変えないまま、絶妙の距離からほうり投げたそのケースは、姉の手を離れて正立したまま飛んでいき、ファルコンのなかに入る寸前、空中で横倒しとなり、ベンチ・シートの向こうの席のまんなかに、平らに落下した。
— 片岡義男 『ラハイナまで来た理由』 青空文庫
さほど幅のない廊下のような空間に、美代子は骨盤を正立させて腰をきめ、脚を開いて仁王立ちしていた。
— 片岡義男 『道順は彼女に訊く』 青空文庫
彼らはいつもその隊伍を正立方体に作る。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
望遠鏡で見ると景色が上下逆さまに見えるが、正立プリズムを装着すれば自然な向きになる。
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オートバイを洗車した後、サイドスタンドを立てずに正立の状態でしばらく乾燥させた。
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顕微鏡の像が正立して見えるタイプなので、初心者でもスライドの操作がしやすい。
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