偽計
ぎけい
名詞頻度ランク #37362 · 青空 14 例
標準
deceptive plan
文例 · 用例
一も舅姑の意に戻ればすなわちこれを不孝者と称し、世間の人もこれを見て心に無理とは思いながら、己が身に引き受けざることなればまず親の不理屈に左袒して理不尽にその子を咎むるか、あるいは通人の説に従えば、理非を分かたず親を欺けとて偽計を授くる者あり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
これが彼らの用いた偽計であります。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
かつかかる偽計の上に弟子たちの力強き福音の説明がなされたとは、とうてい信じ難きところである。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
この秦明を小癪な偽計でたばからんとするのだな。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
工廠の鎚音は水泊に冴え、不死身の鉄軍も壊滅し去ること じつは一場の狂言――梁山泊の仲間が書いた偽計とは――金鎗手の徐寧がここで気のつくはずもない。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
小牧の敵を牽制するための、秀吉の偽計であった。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
彼、行くての山道に煙のあがるを見なば、これ、敵が人あるごとき態を見せかくるの偽計なりと観破し、あえて、冒し来るに相違ない。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
関羽はそれを偽計と察しながら、「偽って、刀を引くは、大将らしからぬ戦いではないか。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫