蘭方
らんぽう
名詞
標準
Western medicine (as introduced to Japan by the Dutch during the Edo period)
文例 · 用例
恐らく我国の薬種で無からう、天竺伝来か、蘭方か、近くは朝鮮、琉球あたりの妙薬に相違ない。
— 泉鏡花 『処方秘箋』 青空文庫
鶴次郎は、何か事業上の頼みを受けて、きのふの午前、室蘭方面へ出かけた。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
此年幕府の蘭方医官大槻磐水が六十歳になつたので、茶山が寿詩を贈つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
右は風土も違候事に付、御医師中は蘭方相用候儀御制禁仰出され候間、其意を得、堅く相守るべき事。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」「しかし良徳公は嘗て一たび蘭方を用ゐぬと云ふ法令を布いて、終世其意見を変ぜずにしまはれた人である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
縦しや蘭方に長の取るべきがあつても、世を挙げて漢方に背き蘭方に向はしむるは危険だと思惟し、自ら範を天下に示さうとせられたのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭方医と雖も同じである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
更に思ふに蘭方に若しこれを治する薬があつても、公はこれを服せずして死なれた方が好い。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
杉田玄白らはオランダの医学書を翻訳し、日本における蘭方の発展に大きく貢献した。
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当時の漢方医たちは、未知の手法を用いる蘭方に対して強い警戒心を抱いていたという。
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彼は長崎へ遊学し、最新の蘭方を熱心に学んで故郷の村に西洋の医療技術を持ち帰った。
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