持説
じせつ
名詞
標準
one's cherished opinion
文例 · 用例
」とは、女の価値をあまりみとめない氏の持説です。
— ――親の前で祈祷 『岡本一平論』 青空文庫
」 三宅が、秋山氏に信一郎の持説を伝えている語調の中には、『此の素人が』と云った語気が、ありありと動いていた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
三四郎はこのあいだ野々宮君の説を聞いてから以来、急にこの建物をありがたく思っていたが、けさは、この意見が野々宮君の意見でなくって、初手から自分の持説であるような気がしだした。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
そこで君の持説“地球発狂事件”かね」「そうなんだ。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
」 三宅が、秋山氏に信一郎の持説を伝へてゐる語調の中には、『此の素人が』と云つた語気が、ありありと動いてゐた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
――けれども其苦痛が後から薬になるんだつて、もとは君の持説ぢやなかつたか」「そりや不見識な青年が、流俗の諺に降参して、好加減な事を云つてゐた時分の持説だ。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
四七年八月十五日に進歩党が提案した宗教情操教育に関する決議案は、田中文相の宗教護持説をただ卑俗化したものにすぎず一般の不評を買った。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
その選出議員が実地の問題に遭いて生平の持説に背くことなきか、選挙人たる者、沿革変遷の上より今日世に存する政論の種類を考え、もって選出議員の言動と比較せよ。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫