ちち
ちち異読 チチ
感動詞
標準
chirp
文例 · 用例
あちちちち、ひでえ、あちちちち、助けてくれ、柴が燃えてる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
「いや、あちこちちらばったんじゃさがし出せない。
— 宮沢賢治 『二人の役人』 青空文庫
これは家内とも相談しての上ですから――まあ、私だちちっぽけなりにも身上も出来てみれば、出来のいい品のある子供が欲しいです。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
男と女、いつもちちくる。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
「回々教徒、人悪るい、ちちくりながら、ひとのツメたマッチ函、かッぱらって、自分のツメた函にする函多い。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
〔われのみみちにたゞしきと〕われのみみちにたゞしきと、 ちちのいかりをあざわらひ、ははのなげきをさげすみて、 さこそは得つるやまひゆゑ、こゑはむなしく息あへぎ、 春は来れども日に三たび、あせうちながしのたうてば、 すがたばかりは録されし、下品ざんげのさまなせり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
胸張りて立てよ、 林の雪のうへ、青き杉葉の落ちちりて、 空にはあまた烏なけるを。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
母は、父のおっしゃる言葉をちっとも聞こうとなさらず、腕を伸ばして私の傍の七輪のお鍋を、どさんと下におろして、あちちと言って右手の親指と人さし指を唇に押し当て、「おう熱い、やけどしちゃった。
— 太宰治 『千代女』 青空文庫
作例 · 標準
「ちち、ちち」と小鳥がさえずる声で目が覚めた。
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春の朝は、小鳥たちの「ちち」という声で始まる。
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