俯仰
ふぎょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
looking up and down
文例 · 用例
協会の諸兄によろしく(七月二十三日)(井上金太郎 宛) 腹くだりで入院なぞと真とに不甲斐ない話のようですが僕としては、身体の続く限りやるだけの事はやった後でブッ倒れたのですから(入院の時軍医さんの前で文字通りヘタヘタと倒れました)俯仰天地に恥じません。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
そして、もし少し澁味のかかつた年頃にでもなつたら、ちつと大袈裟だが、俯仰天地に恥ぢざるよいものが一つや二つは書けるだらうと夢見てゐる。
— 南部修太郎 『自分のこと』 青空文庫
どうにかしてこの古び果てた習慣の圧力から脱がれて、驚異の念を以てこの宇宙に俯仰介立したいのです。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
乗り合いは前後に俯仰し、左右に頽れて、片時も安き心はなく、今にもこの車|顛覆るか、ただしはその身投げ落とさるるか。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
長城万里に亘り荒蕪落日に乱るゝの所、悵たる征驂をとゞめて遊子天地に俯仰すれば、ために万巻の史書泣動し、満天の白雲|凝つて大地を圧するの思あり。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
俯仰天地に恥じないなぞと言ってる安宅先生の言葉は嘘の皮だ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
妻これに向って我聞く、犬の白きは前世人たりしと、汝|能く我を送り帰さんかと、犬|俯仰して命を聴くごとし、すなわち糧を包みこれに随う。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
部下がストライキを起しても、新聞で嘲られても恬として知らぬ顔で、あべこべに盛に熱を吹いて、「俯仰天地に愧じぬ」とか、「断じて市会議員を買収したおぼえはない」とか云っていた。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
作例 · 標準
彼は俯仰を繰り返しながら、考え事をしているようだった。
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武道では、相手の動きに合わせて素早く俯仰の姿勢を取ることが重要だ。
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首を動かすと、無意識のうちに俯仰の動作をしていることに気づく。
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