冬瓜
とうがん異読 とうが
名詞頻度ランク #42198 · 青空 61 例
標準
wax gourd (Benincasa hispida)
文例 · 用例
先ず裏の畑の茄子|冬瓜小豆人参里芋を始め、井戸脇の葡萄塀の上の棗、隣から貰うた梨。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
…… この方、あの年増めを見送って、入交って来るは若いのか、と前髪の正面でも見ようと思えば、霜げた冬瓜に草鞋を打着けた、という異体な面を、襖の影から斜に出して、(按摩でやす。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
南瓜、冬瓜、青瓢、白瓜、淺瓜、眞桑瓜。
— 泉鏡花 『月令十二態』 青空文庫
膚脱の大汗を掻いて冬瓜の膝で乗上っても、その胸の悪玉に突離されて、素転ころりと倒れる。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
兵卒らがその死人を舁き出して、うしろの壁に倚せかけると、冬瓜のような大きい玉がその懐中から転げ出したので、驚いて更に検査すると、死人の耳にも鼻にも棗の実ほどの黄金が詰め込んであった。
— 捜神記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
『紀伊続風土記』に、ほとんど同様の事を記し、全身蝮のごとく、噛まば甚だ毒あり、牟婁郡山中稀に産す、『嶺南雑記』に、〈瓊州冬瓜蛇あり、大きさ柱のごとくして長ただ二尺余、その行くや跳び躍る、逢々として声あり、人を螫し立ちどころに死す〉とあると同物だろうという。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
支那でいわゆる冬瓜蛇はこの族のものかと惟うが日本では一向見ぬ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
(この三つの話を通じて、いつでも渡辺若狭守が顔を出すのを、不思議に思う人があるかも知れないが、こういう役はいつも相手を引きたたせて、大きく見せるために存在する、言わば冬瓜の肩にとまった虫のようなもので、それが髯を生やした蟋蟀であろうと、若狭守であろうと、どちらにしても少しも差支がない。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
作例 · 標準
夏野菜の冬瓜は、煮物にすると体が温まって美味しい。
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冬瓜のスープは、あっさりとしていて食欲がない時でも食べやすい。
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祖母が庭で育てた冬瓜をたくさんお裾分けしてくれた。
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