地衣
ちい
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #24164 · 青空 20 例
標準
lichen
文例 · 用例
次第に喬木の森林に入った、白く光る朽木は、悪草の臭いや、饐えたような地衣の匂いの中に立ち腐れになっている、うっかり手が触れると、海鼠の肌のような滑らかで、悚然とさせる、毒蚋が、人々の肩から上を、空気のように離れずにめぐっている、誰も螫されない人はない、大樺池を直ぐ眼の下に見て、ひた下りに下る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
この中で、我が奥常念は一と際高い、殊に蝶ヶ岳に向って低く下っているところは、波の如き山を躍らすこと七、八峰、峰は皆磐石を畳んだもので、石は皆裂け、偃松と、岩ぶすまという地衣が布いているばかり、この方面から常念を望むと、前の婉容はなくなって、見上げるように急峻に尖っている。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
彼は黒い着物を着て、地衣の帽子をかぶっていました。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
庭園も、池も、斜面に建つ職員寮も、卒業生会館も、そして、背景となる山々も、樹木や苔や地衣類のかわりに、家々でおおわれた部分も多いが、ほぼ無事だ。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
彼等は今後も地衣類のやうにいつまでも地上に生存するであらう。
— 芥川龍之介 『続西方の人』 青空文庫
最近の観測によると、火星には植物でもずっと下等な地衣類がはえているだけで、動物はまずいないのであろうといわれる。
— 海野十三 『霊魂第十号の秘密』 青空文庫
二人とも、その大きな、灰色の地衣に覆われた岩の上に腰を下して、じっと氷河の南を瞰下ろした。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
」 それから叔父は種々な地衣科植物についてその微妙な作用を話して聞かせた。
— 豊島与志雄 『恩人』 青空文庫
作例 · 標準
古い岩の上には、緑色の地衣がびっしりと生えていた。
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地衣は、菌類と藻類が共生してできた生物だ。
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空気のきれいな場所でしか見られない地衣の種類もある。
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