入門書
にゅうもんしょ
名詞
標準
primer
文例 · 用例
彼の著書の中で、比較的初学者に理解し易いと言はれ、したがつて又ニイチェ哲学の入門書と言はれるアフォリズム「人間的な、あまりに人間的な」でさへも、相当に成育した一般の文化常識と、特に敏感な詩人的感覚とを所有しない読者にとつては、決して理解し易い書物ではない。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
欧米の読書界ではこの傾向は世界大戦後急に顕著になってきたということであり、アメリカのある文学入門書にも、探偵小説は凡庸な作者には書けないが、今後、最も見込みのある小説は探偵小説であろうと書かれている。
— 平林初之輔 『探偵小説の世界的流行』 青空文庫
佐野昌一の本名で「おはなし電氣學」なんて、素人向の電氣學の入門書を出したり、ご存じのやうに丘丘十郎のペンネームで、科學小説を書いたりしてゐます。
— 探偵作家お道樂帳・その五 『海野十三氏の辯』 青空文庫
勤労者文学対策の強化、作品指導キカンの設置、講座、学校、入門書の発行、などがあげられているだけで、きょうの段階では、どうしても「勤労者文学」という規定そのものが見直されなければ民主主義文学運動全体として発展しにくいという基本点はとりあげられていなかった。
— 宮本百合子 『その柵は必要か』 青空文庫
これはカント哲学への入門書として私の熱心に読んだ本であった。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
そして今も私はこの本を最上の入門書の一つであると思つてゐる。
— 三木清 『哲學はどう學んでゆくか』 青空文庫
これはそれ自身立派な入門書と見ることができる。
— 三木清 『哲學はどう學んでゆくか』 青空文庫
その後桑木嚴翼先生の『カントと現代の哲學』が出たが、これも入門書として勸めたいものの一つである。
— 三木清 『哲學はどう學んでゆくか』 青空文庫
作例 · 標準
絵画の入門書を読み、デッサンから始めた。
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この将棋の入門書は、ルールから丁寧に解説されていて分かりやすい。
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彼は独学でギターを始めたが、良い入門書が見つからず苦労した。
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