母乳
ぼにゅう
名詞頻度ランク #16404 · 青空 56 例
標準
mother's milk
文例 · 用例
底のない墜落、無間奈落を知って居るか、加速度、加速度、流星と同じくらいのはやさで、落下しながらも、少年は背丈のび、暗黒の洞穴、どんどん落下しながら手さぐりの恋をして、落下の中途にて分娩、母乳、病い、老衰、いまわのきわの命、いっさい落下、死亡、不思議やかなしみの嗚咽、かすかに、いちどあれは鴎の声か。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
彼女がそうして朝田社長の邸に通いだしてから五日目の朝、彼女の赤ん坊は急に母乳を離れてミルクについたためか、熱を出したのだった。
— 佐左木俊郎 『猟奇の街』 青空文庫
十三世紀に蒙古に遊んだ天主僧プラノ・カルピニの記に、その貴人死ねば天幕の真中に屍骸を坐らせ、鞍置き※附けた牡馬牝馬と駒各一疋を添え葬り、別に一牡馬を殺してその肉を食い、皮に藁を詰め棒|尖に刺して立て、死者が冥界にあってもこの世と斉しく天幕に住み母乳を飲み、牡馬に乗り馬を飼い殖やし得と信じた。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
女人という母乳に来られれば、やはり自分にはギリシアや科学の研究は不似合だ、と矢代は苦笑しつつ、「いま幾時。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
母乳のほかに山羊の乳をのませろと医者に言われて、お花さんは自分の稼ぎのつづく日にはそれを飲まし、ここへあずけて「よいとまけ」に出ているのであった。
— 宮本百合子 『乳房』 青空文庫
牛乳は一日にこれこれの分量で、と説明したのち、「あまり丈夫なほうでねえからね、母乳が一番ええどもなし」と、つけ足した。
— 矢田津世子 『凍雲』 青空文庫
曖昧に笑いながら、「なんといっても、母乳にかなわねえですからな」とも言った。
— 矢田津世子 『凍雲』 青空文庫
」 牛乳と母乳との講釈が出そうになったので、順造は至急に頼むと云い捨てて飛び出した。
— 豊島与志雄 『幻の彼方』 青空文庫
作例 · 標準
産婦人科の助産師さんに、母乳の出を良くするためのマッサージ方法を教わった。
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赤ちゃんが幸せそうに母乳を飲んでいる姿を見ると、育児の疲れも吹き飛んでしまう。
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免疫力を高める成分が含まれているため、できるだけ母乳で育てたいと考えている。
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ウィキペディア
母乳(ぼにゅう)は、母が子を育てるために乳房から分泌する白色で不透明な液体である。乳は乳幼児(乳飲み子、ちのみご)の主要な栄養源で、母乳で栄養を与えることを母乳栄養という。子は母親の乳房から直接に母乳を得るが、搾乳器などで吸引したのちに哺乳瓶などを用いて与えることも可能である。
出典: 母乳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0