ひとり子
ひとりご
名詞
標準
(an) only child
文例 · 用例
)農家のひとり子で、生れて口をきくと、(椿ばけ――ばたり。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
」 おじさんは、うんざりしたように顔をしかめたが、僕は平気で、「その鶴田君だがね、母ひとり子ひとりなんだ。
— 太宰治 『未帰還の友に』 青空文庫
京都の由緒ある大きな寺のひとり子に生れ幼くして父を失った。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
ひとり子ですからしかたないのです。
— 新美南吉 『狐』 青空文庫
親ひとり子ひとりでこの山奥に年じゅう暮らしているのであるから、寂しいのには馴れている。
— 岡本綺堂 『木曽の旅人』 青空文庫
お銀もそれを深く咎めようとはしなかったが、親ひとり子ひとりの家庭であるから、せがれの帰らない夜はなんとなく寂しい。
— 岡本綺堂 『有喜世新聞の話』 青空文庫
ひとり子とめでし少女を。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
いったい、自分は田舎のひとり子でいわばなんの苦しみもなくのんきに育てられたほうである。
— 寺田寅彦 『わが中学時代の勉強法』 青空文庫
作例 · 標準
「お、一人いるぞ!」と、遠くから叫んだ。
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あの山小屋には、一人しか泊まれなかったはずだ。
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彼女は誰にも頼らず、一人でこの店を切り盛りしている。
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