辻褄
つじつま
名詞頻度ランク #32708 · 青空 233 例
標準
coherence
文例 · 用例
実際、嘘を云って、そうして辻褄の合わなくなることを完全に無くするにはほとんど超人的な智恵の持主であることが必要と思われるからである。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
それでのうては辻褄が合わぬような気がする。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
純次はどうせ辻褄の合わないことをいう低能者ではあった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
その挙動が余ほど不思議に見えたのであろう、主人は私の顔をジロジロ視て、「あなた、どうか為ましたか」私は半は夢中で、「ハイあれです、確にあれです、私は確に見ました」と辻褄のあわぬ返事、主人は愈よ不思議そうに眉を顰めたが、やがて俄に笑い出して、「あなた、其の人に逢った事がありますか。
— 岡本綺堂 『画工と幽霊』 青空文庫
均平は銀子が松の家へ住み込むちょうど一年前に起こった、この哀話を断片的に二三の人から聴き、自分で勝手な辻褄を合わせてみたりしたものだったが、土地うちの人は、この事件に誰も深く触れようとはしなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
が、それだと、しめくくりが緩んでちと辻褄が合わない。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
青年等のごとく、何事にも辻褄を合せたがることの中には、何かしらおかしな所がある。
— 中島敦 『文字禍』 青空文庫
まことに辻褄の合わない事ばかり並べ立てたようであるが、今までの小説評に、名前の附け方の評なぞ出ないようである。
— 夢野久作 『創作人物の名前について』 青空文庫
作例 · 標準
彼の説明は辻褄が合っており、誰もが納得せざるを得なかった。
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話の辻褄を合わせるために、彼は嘘に嘘を重ねてしまった。
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矛盾を指摘され、彼は辻褄が合うように必死に言い訳を考えた。
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