混線
こんせん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
crossed line
文例 · 用例
叔父に電話をかけて来るお客の声を、モシモシのモの字一字で聞き分けたり、受話機の外し工合で男か女かを察したり、両方から一時に混線して来た用向きを別々に聞き分けて飲み込んだりする位の事はお茶の子サイサイであった。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
会社の相場主任猪股氏はきょうの後場で買いにまわっている事が、たった今電話の混線で……」 ここまで書いた時叔父は、私の手をピッタリと押えた。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
けだし日本は、三千年来世界と孤立した特殊国で、文物と国風の一切がちがっており、全くユニックに発育した国であるのに、最近外国からの文化が渡来した為、何もかも無茶苦茶の混線となってしまったのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
早い話が田中とか、山本とか、林、中村、又は長兵衛、芳夫、太郎、次郎、三郎といったようなアリフレた名前をヤタラに組合わせて並べて行くと、読者はキット途中で作中の人物を混線さしてしまう。
— 夢野久作 『創作人物の名前について』 青空文庫
自分の良心の許可まで受けている気になって――否、良心の批難の方が時代遅れの世間知らず位に考えて――甚だしきに到っては男性の愛と女性の愛とはその根本の要素に格段の相違があるものなぞと悟りを開いて、盛んに性欲の漏電や性愛の混線をやるに決っております。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
それで、いろんな混線が起こった。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
中条百合子から闘士を見物しようとする悪い奴が少なくない精々人情に混線した貴女は美しい。
— 詩集(11)文壇諷刺詩篇 『小熊秀雄全集-12』 青空文庫
こうしたまったく混線の内乱の中で、いわゆる革命のために、ロシアの農民は何百万とかの生命を失ったと言われている。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
作例 · 標準
電話をかけても相手の声が聞こえず、電話機が混線しているようだった。
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「すみません、電波が悪くて混線しているようです」とオペレーターは言った。
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古い電話回線では、時々、予期せぬ混線が発生することがあった。
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標準
getting mixed up (of different topics in a conversation)
作例 · 標準
話が次から次へと飛び、彼の言っていることは完全に混線していた。
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会議で複数の議題が同時に話され、参加者は話が混線してしまった。
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「ごめん、昨日見た映画と今日読んだ本の話が混線しちゃった」と友人は笑った。
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