塊茎
かいけい
名詞
標準
tuber
文例 · 用例
クログワイ、オオクログワイは生でも食えるけれど、これはじつは塊茎で真の根ではない。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
その学名を Helianthus tuberosus L.(この種名は塊茎を有する意)と称し、俗に Girasole または Jerusalem artichoke と呼び、やはりアメリカ合衆国ならびにカナダがその原産地である。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
地中にジャガイモ(馬鈴薯というは大間違い)のような塊茎が生じて食用になるのだが、それにまったく澱粉はなく、ただイヌリン(ゴボウと同様)があるのみである。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
この塊茎は自然がいつか遠い将来に彼女自身の子たちをここで質素にやしない育てる、かすかな約束のように思われた。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
今日のような肥えた牛と波うつ穀物畠の時代では、かつてはインディアン族のトーテム〔世襲的に礼拝し、徽章とする自然物〕であった、このつつましやかな塊茎はまったく忘れられるか、あるいはただその花の咲いている蔓によってのみ知られている。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫