ひび割れ
ひびわれ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #23176 · 青空 10 例
標準
crack
文例 · 用例
日が強く照るときは岩は乾いてまっ白に見え、たて横に走ったひび割れもあり、大きな帽子を冠ってその上をうつむいて歩くなら、影法師は黒く落ちましたし、全くもうイギリスあたりの白堊の海岸を歩いているような気がするのでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
自分のような、いやらしくおどおどして、ひとの顔いろばかり伺い、人を信じる能力が、ひび割れてしまっているものにとって、ヨシ子の無垢の信頼心は、それこそ青葉の滝のようにすがすがしく思われていたのです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
すすめられて拒否すると、相手の心にも自分の心にも、永遠に修繕し得ない白々しいひび割れが出来るような恐怖におびやかされているのでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
電車の窓のひび割れたガラスの、そのひびの波状の線のとおりに指先をたどらせ、撫でさすって思わず、悲しい重い溜息をもらした。
— 太宰治 『犯人』 青空文庫
そして、力なくだらりと垂れた老人の足からは、竹の皮の冷飯草履がぬげて落ち、垢ぎれでひび割れた大きなその足裏が気味悪く、懐中電燈の光にうつし出されるのであつたが、れいの浮浪者は逸早く、草履を自分の足に――彼ははだしだつたので、ひつかけた。
— 武田麟太郎 『釜ヶ崎』 青空文庫
眠けのとれない眼が、寝台の傍に立っている胴のあたりを見たまま、早くもひび割れてゆくように和らぎ通うものを感じて来るのだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
咽喉がかさかさして、ひび割れたような嫌な声になっていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
深夜にはぴンぴンひび割れた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
作例 · 標準
地震のせいで、壁に大きなひび割れができてしまった。
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長年使っていた茶碗に、とうとうひび割れが入ってしまった。
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このアスファルトのひび割れは、放置すると危険だ。
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