起き直る
おきなおる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to sit up
文例 · 用例
しかし時を逆行させる場合にはいろいろな向きに倒れた鉛筆がみんな垂直に起き直るから事がらは簡単になる。
— 寺田寅彦 『映画の世界像』 青空文庫
活惚、活惚…… 三味線がハタと止む…… と、くるくると転がつてゐる俺自身が俺にももう恐ろしくて恐ろしくてたまらなくなつた、思はず投げつけられた盗賊猫のやうにぽんと起き直るとその儘パタパタと二階に駈け上つた。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
これは寝すごしたと慌てて起き直ると、いつも自分を起してくれるはずのお駒は正体もなく眠っていた。
— 張子の虎 『半七捕物帳』 青空文庫
お母さまはお床の上に起き直るお元気もなくなったようで、いつもうつらうつらしていらして、もうおからだをすっかり附添いの看護婦さんにまかせて、そうして、お食事は、もうほとんど喉をとおらない様子であった。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
イワノウィッチは、寝台の上に起き直ると、両手を思い切り広げて大きい伸びをしようとした。
— 菊池寛 『勲章を貰う話』 青空文庫
今まで寝入ったように黙っていた父が、急にむっくりと床の中で起き直ると、蒲団の中から顔を出して、私の方をじっと見ました。
— 菊池寛 『勝負事』 青空文庫
手足のまだ痛むのを堪えながら、留吉は寝床の上に起き直ると、枕もとの煙草盆には新らしい火が入れてあった。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
起き直るのも大儀そうであった。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
作例 · 標準
例句