放逐
ほうちく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #42545 · 青空 303 例
標準
expulsion
文例 · 用例
夢幻的な間に合わせの仮象を放逐して永遠な実在の中核を把握したと思われる事でなければならない。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
今日の文壇では、詩人や歌人が全く圈外に放逐され、一種の文壇的非人間として輕視されてゐる有樣だが、當時は尚「詩」の勢力が甚だ強く、牧水氏や白秋氏の名聲は、文壇全體の上に廣く輝やいて居たのである。
— 萩原朔太郎 『追憶』 青空文庫
たよりのない娘たちは父の朋輩の式部に引き取られたが、その式部もなにかの不埒があって屋敷を放逐されることになったので、かれは二人の美しい娘を連れて、今後のたつきを求めるために関東へ下って来た。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
ただ現在では彼らの耳目の及ぶ範囲のそとに連句が放逐されているために、彼らはこの者の存在を全く忘れてしまっているのである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
」 綾子は呟くごとく、「それでは日本からまるで放逐されるようなものだ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
多寡が狐鼠狐鼠どろぼうだから、杖罪で放逐してしまえ。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
で思切つて此の一|家内のむほん人を家から放逐するだけの蠻勇も無かツた。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
お前の心から暗黒を放逐し、不自然でもかまわぬ、明るい光を添えて見ろ、と自身を叱り鞭打って、自分の航路を規定したく、舵を釘づけにする気持で、よっぽど僕は革命の党員にしてもらおうかとさえ思ったのですが、しかし、」と言いかけ、急にそわそわし出して、「何時ですか、もう、おそいんじゃありませんか?
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
作例 · 標準
クーデターに失敗した将軍は、軍の階級を剥奪されたうえで国外へと放逐された。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
不正行為が発覚したその役員は、株主総会で事実上の放逐処分を受けた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
長年群れのリーダーだった古い猿が、若いオスに敗れて群れから放逐されてしまった。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview