新芽
しんめ
名詞頻度ランク #31036 · 青空 255 例
標準
sprout
文例 · 用例
こんな事を始めて気づいて驚いている私の鼻の先に突き出た楓の小枝の一つ一つの先端には、ルビーやガーネットのように輝く新芽がもうだいぶ芽らしい形をしてふくらんでいた。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
そこら辺りにやしおの花が鮮に咲き、丸味のある丘には一面茶の木が鶯餅を並べたように萌黄の新芽で装われ、大気の中にまでほのぼのとした匂いを漂わしていた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
よく見ると、場所によってこの新芽のよく出そろったところもあり、また別の町ではあまり目立たないところもある。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
さらにまた、同じ場所でも、一本一本見て行くと木によって多少ずつの相違があって、ある木は一面に浅緑でおおわれているのに、すぐ近くの他の木ではほんの少ししか新芽が見えないといったようなふうである。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
いつであったか、街燈の照明の影響でこの木の黄葉落葉に遅速があるということが、どこかの通俗科学雑誌の紙上で問題になったことがあるように記憶するが、しかし現在の新芽の場合では、街燈との関係はどうもあまりはっきりしないようである。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
薔薇の葉などは隠れて見えないくらいであるが、垣根の頂上からは幾本となく勢いの好い新芽を延ばして、これが眼に見えるように日々生長する。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
絶対安静の病床で一カ月も米杉の板を張った天井ばかりを眺めて暮した後、やっと起きて坐れるようになって、窓から小高い山の新芽がのびた松や団栗や、段々畑の唐黍の青い葉を見るとそれが恐しく美しく見える。
— 黒島傳治 『海賊と遍路』 青空文庫
稲が刈り取られて林の影が倒さに田面に映るころとなると、大根畑の盛りで、大根がそろそろ抜かれて、あちらこちらの水溜めまたは小さな流れのほとりで洗われるようになると、野は麦の新芽で青々となってくる。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
作例 · 標準
春になると、木々にたくさんの新芽が吹き出す。
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庭の植物から新しい緑色の新芽が出てきた。
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摘みたての新芽でお茶を入れると、とても香りが良い。
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