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村雨

むらさめ
名詞
1
標準
passing shower
文例 · 用例
東の方は村雨すと覚しく、灰色の雲の中に隠見する岬頭いくつ糢糊として墨絵に似たり。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
ひとしきり来る村雨に鮎の鮓売る男の袖しとゞなるもあわれ。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
ひそかに名づけて、こゝを村雨茶屋といはうと思つた。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
村雨又一|時はら/\と、露しげき下草を分けつゝ辿ると、藻を踏むやうな湿潤な汀がある。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
少年時代には藩兵として東京に出ていたが、後に南画を川村雨谷に学んで春田と号した。
寺田寅彦 亮の追憶 青空文庫
屋根へ手をかけそうな大蛸が居るかと思うと、腰蓑で村雨が隣の店に立っているか、下駄屋にまで飾ったな。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
日向に颯と村雨が掛った、薄の葉摺れの音を立てて。
泉鏡花 古狢 青空文庫
宰八に聞いた、あの、嘉吉とか云う男に、緑色の珠を与えて、月明の村雨の中を山路へかかって、(ここはどこの細道じゃ、       細道じゃ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
作例 · 標準
「わっ、すごい降り!」突然の村雨に、慌てて近くの軒下へ駆け込んだ。
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村雨が止んだ後の空には、鮮やかな虹の橋が架かっていた。
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窓の外を眺めていると、激しい村雨が地面を叩きつけて去っていった。
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ウィキペディア曖昧さ回避

村雨(むらさめ)は、強く降ってすぐ止む雨。「群れた雨」の意味であり、群雨、叢雨とも書く。同義・類義の語に、にわか雨、通り雨、驟雨(しゅうう)、白雨(はくう)、繁雨(しばあめ)。 以下、「村雨」「むらさめ」の名を持つ事項を列記する。

日本の古典文学に登場する事項
  • 松風・村雨平安時代、須磨に暮らしていたという伝承上の海女。
  • 村雨 (架空の刀)『南総里見八犬伝』に登場する架空の刀。
  • 村さめ上方落語『七度狐』に登場する「銘酒」。村を出る頃に酔いが醒める。ほかに「にわさめ」「じきさめ」がある。
日本刀
村雨
むらさめ
村雨町
それ以外
  • 村雨ノ滝北海道上川郡上川町字愛山渓にある滝の名。
  • 村雨橋神奈川県横浜市神奈川区の入江川(下流部運河)に架かる橋の名。1972年のベトナム反戦運動の一つ「戦車闘争」(村雨橋事件・村雨橋闘争とも)の舞台となった。
人名
  • 村雨まさを作詞家。作品に「買い物ブギ」(笠置シヅ子)など。作曲家服部良一のペンネーム。
  • 村雨退二郎時代・歴史小説家。
  • 村雨辰剛スウェーデンの庭師、タレント。
  • 村雨美紀アナウンサー
和菓子関連用語
その他の名称
キャラクター
武器・兵器
施設・団体
  • 村雨城ゲーム『謎の村雨城』に登場する城。
  • ムラサメ研究所アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の研究機関。前述のシリーズにおける新人類「ニュータイプ」研究の権威であるムラサメ博士(前述)らにより創設。詳細はニュータイプ研究所を参照。
出典: 村雨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0