刑部
けいぶ
名詞
標準
Ministry of Justice (in Tang dynasty China)
文例 · 用例
それからまた同じ囚人の渋河刑部六郎兼守といふ人が、断罪に処せられる前日に、十首の和歌を荏柄の聖廟に進じたとか、それをまた物好きにも御ところへ持つて来たお方がありまして、将軍家は、それを御覧になり、なかなか上手な歌です、この者をもゆるしておやりなさい、と気軽にお言ひつけになりました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
合二十二人、兵部侍郎廖平、刑部侍郎金焦、編修趙天泰、検討程亨、按察使王良、参政蔡運、刑部郎中梁田玉、中書舎人梁良玉、梁中節、宋和、郭節、刑部司務馮」は底本では「憑南に往きて西平侯に依らんとしたもう。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
関ヶ原の戦に金吾中納言の裏切を大谷|刑部が必ず然様と悟ったのも其の為である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
だから、三方ヶ原の大勝後その附近の刑部にて新年を迎え、正月十一日刑部を発して、三河に入り野田城を囲んだ。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
黒瀬から小松ヶ瀬を渉り、菅沼|刑部貞吉の武節の城に入り、梅酢で渇を医やしたと云う。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
三奉行の一人大谷|刑部少輔吉継、京城より馳せつけて隆景に説いた。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
継いで吏部戸部礼部兵部刑部工部の給事中、各道の監察御吏、及び九卿が、それぞれ曾の罪悪を上奏弾劾した。
— 田中貢太郎 『続黄梁』 青空文庫
弟には忠利が三斎の三男に生まれたので、四男|中務大輔立孝、五男|刑部興孝、六男長岡式部|寄之の三人がある。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
作例 · 標準
昔の日本には、律令制の下で刑部という役職があった。
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刑部の役人は、罪人の処罰を決定する重要な役割を担っていた。
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歴史書には、刑部に関する記述が数多く残されている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
刑部(けいぶ、おさかべ)に関する曖昧さ回避。
中国
官制
- 刑部省(ぎょうぶしょう) — 日本の律令制における二官八省のひとつ。
- 刑部省 (明治時代)(ぎょうぶしょう) — 日本の太政官制における二官六省のひとつ。
部民・氏族・人名
- 刑部(おさかべ)は古代日本の部民のひとつ。允恭天皇の后忍坂大中姫命の名代として設定され忍坂部が正字とされる。その料地に所属し管理に携わったりした人々が刑部氏であるとされている。また皇居であった忍坂の宮で生活する后の雑用などに仕えるために地方などから出仕したり、警備の任に当たる武人などでもあったとされている。
- その流れを汲むとされる氏族が刑部氏である。
- 刑部(おさかべ) — 古代日本の部民のひとつ。
- 刑部氏(おさかべし) — 上記に由来する氏族。
- 刑部(おさかべ、おしかべ) — 上記に由来する地名。日本の各地にある。
- 刑部親王(おさかべしんのう)⇒ 忍壁皇子
- 刑部芳則(おさかべ よしのり) — 日本史学者。
- 刑部 — 妖怪の長壁(おさかべ)の異表記。
地名
- 前述の部民に由来する地名。
- 大字
- 西刑部町、東刑部町 — 栃木県宇都宮市(にしおさかべまち、ひがしおさかべまち)
- 刑部 (長柄町) — 千葉県長生郡長柄町(おさかべ)
- 細江町刑部 — 静岡県浜松市北区細江町刑部(おさかべ)
- 刑部 (津市) — 三重県津市にあった(昭和40年、押加部町などに細分され現存せず)
- 八木町刑部 — 京都府南丹市(おさべ)
- 刑部 (八尾市) — 大阪府八尾市(おさかべ)
- 刑部 (総社市) — 岡山県総社市(おしかべ)
- 大佐上刑部 — 岡山県新見市(旧上刑部村大字山奥にあたる)(おさかべ)
- 自治体
- 刑部町 — 岡山県阿哲郡にあった町。(名残として上記上刑部の他に小阪部がある)(おさかべ)
- その他に異字のものがある。
関連項目
出典: 刑部 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0