だ体
だたい
名詞
標準
literary form imparting the nuance of speech (with sentences ending in "da")
文例 · 用例
汗ばんだ体は、急に凍えるように冷たさを感じ始めた。
— 葉山嘉樹 『セメント樽の中の手紙』 青空文庫
四条から満員の電車に押されながら乗って来て、じっとりと汗ばんだ体に、加茂の流れを吹き渡って来た風は、さすがに気持がよかった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
その谷の方に寄った畳なら八畳ばかり、油が広く染んだ体に、草がすっぺりと禿げました。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
「まだ体が悪いのか」 お滝は返事をしなかった。
— 田中貢太郎 『狐の手帳』 青空文庫
「おい、まだ体が悪いのか」 お滝は眼を見すえたようにして見ていたが、そのまま返事もせずに寝床の上へ横になってしまった。
— 田中貢太郎 『狐の手帳』 青空文庫
自分が殺した妻君を火葬場へ送る前に、名残を惜しんだ体に見せかけるべく撮影した写真の乾板を、同情した友人と一所に泣きの涙で現像してみると、その死顔の瞼が動いてボヤケていたというストオリイなぞ、思わずゾッとして地団太を踏みたくなる。
— 夢野久作 『私の好きな読みもの』 青空文庫
「なに、まだ体は強いのですから、まだやいてもいいのですよ」 李は襟を直して言った。
— 田中貢太郎 『蓮香』 青空文庫
だが何度目かの約束を破った時、自ら病んだ体験を、伏し目がちに細い声で語ってくれたオッサンはオッサンなりの純情は、その後のオレの両脇を支えてくれた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
作例 · 標準
この小説は、主人公の日常会話をだ体で表現している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
だ体で書かれた手紙は、親しみが感じられる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
なるほど、この文章はだ体だから、より話し言葉に近いんだね。
幻辭AI · gemini-2.5-flash