二幅
ふたの
名詞
標準
double-width cloth
文例 · 用例
石像の背後には、チチアノの畫けるヱヌスの油畫二幅を懸けたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
千里の眼を座に移せば、圖らずも、萩の舍、巴戟天舍、二先生の筆蹟なほ新らしき二幅竝びかゝれり。
— 大町桂月 『北總の十六島』 青空文庫
間もなくその素封家から「紅葉先生と露伴先生のだけは早速表装しました、お庇で自慢の家宝が二幅|出来えました、」と、慇懃な礼手紙が来た。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
代々家に伝わりました、二幅とない逸品でござりますので、かくうろたえているしだいでござります」「いつごろでござった」「ほんのただいま、それもまだだんなさまがたがお買い物中のことでござります」「聞き捨てならぬことじゃな。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
二十 婚礼|沙汰が初まってから、毎日のように来ては養父母と内密で談をしていた青柳は、その当日も手隙を見てはやって来て、床の間に古風な島台を飾りつけたり、何処からか持って来た箱のなかから鶴亀の二幅対を取出して、懸けて眺めたりしていた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
二十 婚礼沙汰が初まってから、毎日のように来ては養父母と内密で談をしていた青柳は、その当日も手隙を見てはやって来て、床の間に古風な島台を飾りつけたり、何処からか持って来た箱のなかから鶴亀の二幅対を取出して、懸けて眺めたりしていた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
最初の御前揮毫の節に、当時の皇后宮太夫三室戸伯爵を通じて、改めて二幅双か、三幅双の揮毫を、上納申し上げるようにという御用命を拝したのでございました。
— ――皇太后陛下御下命画に二十一年間の精進をこめて上納―― 『画筆に生きる五十年』 青空文庫
鑑定局という十畳ばかりの室には、織物が敷詰められてあり、額は二ツ、その一つには静心館と書してあり、書棚、黒棚、ちがい棚などが目苦いまでに並べたててあり、床の間には二幅対の絹地の画、その床を背にして、久佐賀某は机の前に大きな火鉢を引寄せ、しとねを敷いていて彼女を引見したのであった。
— 長谷川時雨 『樋口一葉』 青空文庫
作例 · 標準
この着物の帯は、二幅の生地を縫い合わせて作られた大変贅沢なものです。
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舞台の幕を作るため、二幅の重厚なビロード生地を問屋から仕入れた。
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大きな風呂敷が必要だったので、布を二幅につないで特製のものを仕立てた。
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標準
woman's underskirt
作例 · 標準
昔の女性は、着物の裾が乱れないように下着として二幅を身につけていた。
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祖母の遺品を整理していると、丁寧に畳まれた白い麻の二幅が出てきた。
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時代劇の衣装合わせで、見えない部分にもこだわり二幅まで正確に再現した。
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