描き込む
かきこむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to draw in detail
文例 · 用例
開けて見ると、外でもない立派な画帖で、表紙に「※古小品」と題し、第一面には「喜夜不寝」といふ四文字を、後には得意の山水が幾枚か描き込むであつた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
身体のその他の部分には、装飾を描き込むのです。
— IN DER STRAFKOLONIE 『処刑の話』 青空文庫
裸婦を壁いっぱいの鏡の前に立たせ、そこに映る虚像とうしろ姿という実像を同時に見てひとつのカンヴァスに描いていく画家は、カンヴァスの一端を描き込むことをとおして、それを描く自分をもおなじ画面に描いて遺した。
— 片岡義男 『道順は彼女に訊く』 青空文庫
それによるとね、ある男児は毎日茶碗に飯を容れて、そばに箸をそえておいてやると、生後三年と九ヶ月目に、はじめて、誰も教えないのに、箸をとって茶碗の中の飯をかきこむことをおぼえたと書いてあるよ。
— 平林初之輔 『少年探偵 呉田博士と与一』 青空文庫
それで目の前の米粒は西瓜ぐらいに見えるのだそうで、これにいろは四十八文字をかきこむくらい朝めし前です」「たいしたものどすな」「そんな目ってあるもんどすかな」 そこで私と母は、もう一度感心したものである。
— 上村松園 『棲霞軒雑記』 青空文庫
今度はわたしが出ますからいらっしゃいな」「ええ」と平一郎が飯をかきこむのをお光は、「踊りや歌が好きだからおかしいですね」と冬子に言う。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
貫一は、軽く二杯をかきこむと、急いで席を立とうとした。
— 烏啼天駆シリーズ・3 『奇賊悲願』 青空文庫
雪をはじめにかきこむ鋤は、ものすごく大きくて、前へ廂のように出ていた。
— 海野十三 『未来の地下戦車長』 青空文庫
作例 · 標準
この漫画家は、背景の建物の質感や影の落ち方まで執拗に描き込むことで有名だ。
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モブキャラクター一人ひとりの表情まで細かく描き込むと、画面にリアリティが宿る。
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下書きで構図を固めたあと、ペン入れの段階でさらに細部を描き込んでいく。
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