買い入れる
かいいれる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to purchase
文例 · 用例
鶴代の貰ってきた金は一台の荷車と、それに満載する野菜を買い入れるのにちょうどだった。
— 佐左木俊郎 『或る嬰児殺しの動機』 青空文庫
妹たちに買い残しておくべき衣服地や、外国人向きの土産品や、新しいどっしりしたトランクなどを買い入れると、引き出した金はいくらも残ってはいなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
さもなければ、どうして組織された労働者が、組合図書には民主的出版物を買い入れるけれども、自分の小遣でこっそり個人的にロマンスだの何だのというものを買ってよむというようなことが起るでしょう。
— ――新日本文学会第四回大会最終日に―― 『討論に即しての感想』 青空文庫
この贈り物があったために、女房の身なりをととのえさせることができ、袿を織らせたり、綾を買い入れる費用も皆与えることができた。
— 宿り木 『源氏物語』 青空文庫
「あなたはどういうお心算か存じませんが、私はあなたがお考えになるように、何か必要があって買い入れる訳じゃないんで、ただその……自分の気紛れにやってるだけですからね。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
事実、多くの場合、何を買っても大人のようには安く買い入れることができなかったようであった。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
こうなると、西に盆地の広くひらけた美濃方面より米を買い入れるよりほかに馬籠の宿場としてはさしあたり適当な道がない。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
なぜなら消費者である地主・労働者・資本家が、生産物の市場において生産物を買い入れるのは、用役の市場において彼らの生産的用役を売って得た貨幣をもってであるからであり、企業者が用役の市場において生産的用役を買い入れるのは、生産物を売って得た貨幣をもってであるからである。
— ELEMENTS D'ECONOMIE POLITIQUE PURE OU THEORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 『純粋経済学要論』 青空文庫