嫉む
そねむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to be jealous of
文例 · 用例
死人を嫉むものはありませんから。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
時たま喧嘩することもありましょう、恨み嫉むこともありましょう、また不平不満を洩すこともありましょう、がしかし彼らは決して離れられないのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
第二十二回 海の禍孤島の紀元節――海軍大佐の盛裝――海岸の夜會――少年の劍舞――人間の幸福を嫉む惡魔の手――海底の地滑り――電光艇の夜間信號 二|月十一|日、待に待つたる紀元節の當日とはなつた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
斯う考へると、實に愉快で/\堪らぬ、今や吾等の眼には、たゞ希望の光の輝くのみで、誰か人間の幸福を嫉む惡魔の手が、斯る時――かゝる間際に兎角大厄難を誘起すものであるなどゝ心付く者があらう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
予は決して鴎外の敵たる故を以て諸君を嫉むものではない。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
されど嫉むはおろかならずや。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
この交際の疎きがために、かの人々はただ余を嘲り、余を嫉むのみならで、また余を猜疑することとなりぬ。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
利を好み人を嫉むこと、漢人と胡人といずれかはなはだしき?
— 中島敦 『李陵』 青空文庫