盛徳
せいとく
名詞
標準
splendid virtue
文例 · 用例
「国体の盛徳、とでも申したらよいか、私は戦争の時にひとしお深くそれを感じます。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
其国の徳衰え沢竭きて、内憂外患こも/″\逼り、滅亡に垂とする世には、崩じて諡られざる帝のおわす例もあれど、明の祚は其の後|猶二百五十年も続きて、此時太祖の盛徳偉業、炎々の威を揚げ、赫々の光を放ちて、天下万民を悦服せしめしばかりの後なれば、かゝる不祥の事は起るべくもあらぬ時代なり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
聖人の盛徳といえども、御年猶若かりし頃には、堪えかねて見放したもうて去られしもの歟、或は幵官氏に宜しからぬことのありし歟。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
即ち如切如磋道學也から有斐君子、終不可※兮、道盛徳至善民之不能忘也までがそれである。
— 内藤湖南 『爾雅の新研究』 青空文庫
やがて、筑摩県の支庁も木曾福島の方に設けられ、権中属の本山盛徳が主任の官吏として木曾の村々へ派出される日を迎えて見ると、この人はまた以前の土屋総蔵なぞとは打って変わった態度をとった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
いかに本山盛徳の鼻息が荒くとも、こんな過酷な山林規則のお請けはできかねるというのが人民一同の言い分であった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
こんなに土地の事情に暗く、生民の期待に添おうとしないで、地租改正のおりにも大いに暴威を振るった筑摩県時代の権中属本山盛徳とはどんな人かなら、その後に下伊那郡の方で涜職の行為があって終身懲役に処せられ、佐賀の事変後にわずかに特赦の恩典に浴したとのうわさがあるくらいだ。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
旧筑摩県の本山盛徳が権中属時代に調査済みの実際を見ると、全山三十八万町歩あまりのうち、その大部分は官有地となり、余すところの民有地はわずかにその十分の一に過ぎなくなった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
その聖者は、その盛徳ゆえに多くの人々から尊敬された。
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彼は盛徳を積むことで、人々の模範となった。
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盛徳を称える歌が、代々語り継がれている。
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