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閊える

つかえる異読 つっかえる
動詞-一段動詞-自動詞頻度ランク #4783 · 青空 114
1
標準
to stick
文例 · 用例
立ったら頭の閊える箱の中に数人の客をのせたのを二、三人の人間が後押しして曲折の多い山坂を登る。
寺田寅彦 箱根熱海バス紀行 青空文庫
レストウランの食事時間と同じに、ちょうど五時が商売の許された時間なので、六時に近い今があだかも潮時でもあるらしく、ちょっと間をおいては三台五台と駈け出して来る車は、みるみる何十台とも知れぬ数に上り、ともすると先が閊えるほど後から後から押し寄せて来るのであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
あんたは突出た河瀬の杭のように自分に閊える
岡本かの子 生々流転 青空文庫
これは一つは、今日迄に遂げられた各方面の先覚者の研究が実に到れり尽せりで、新発見のつもりで研究を進めて行っても直ぐに鼻が閊えるからで、今一つは、この研究に一々|独逸式の例証を引いていたら、たった一つの問題の上に実に千百無数の各方面の説を積み上げなければならぬ事になります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
古人の研究       ――鼻の動的表現(二) 鼻の表現の存在、表現の方法、及びその価値に就いての研究応用、及びその影響は昔から鼻が閊える程存在している事は前に申述べた通りであります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
実際岡倉氏のいう如き方法ならば、私の立場として見て、そう仕事の上に差し閊えることもないように思われ、怪しむところもなくなって来ました。
学校へ奉職した前後のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
気がつくと、咽喉の下あたりと思われるあたりに、何か南瓜のようなものが閊えるようで、気持がわるかった。
海野十三 振動魔 青空文庫
夫妻が漸やっと笑顔を見せるようになると、またしても胸に閊える悩みの種、川上座の落成に伴う新築披露、開場式の饗宴などに是非なくてならない一万円の費用の出どころであった。
長谷川時雨 マダム貞奴 青空文庫
作例 · 標準
狭い隙間にボールが閊えてしまい、竹竿を使ってなんとか取り出した。
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玄関の引き戸が途中で閊えて開かなくなり、修理屋を呼ぶ羽目になった。
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大荷物を抱えて自動改札を通ろうとしたら、カバンが脇に閊えてしまった。
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2
標準
to be unavailable
作例 · 標準
「すみません、あちらの会議室は今、来客で閊えております」
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サービスエリアのトイレがどこも閊えていて、長蛇の列ができていた。
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公衆電話が先客で閊えていたので、近くのコンビニまで走ることにした。
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3
標準
to be piled up (e.g. of work)
作例 · 標準
連休明けはメールの返信が閊えていて、午前中はずっとPCにかじりついていた。
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「注文が閊えておりまして、お届けまでにお時間をいただいております」
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経理担当者が急病で休んだため、未処理の伝票が山のように閊えている
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4
標準
to halt (in one's speech)
作例 · 標準
核心を突く質問をされ、彼は一瞬返答に閊えたが、すぐに冷静さを取り戻した。
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「ええと、その……」と言葉に閊えながらも、彼は精一杯の感謝を伝えた。
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演説の途中で台詞に閊えてしまったが、観客の温かい拍手に助けられた。
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5
標準
to feel blocked (of one's chest or throat, due to grief, anxiety, illness, etc.)
作例 · 標準
悲しみが胸に閊えて、さよならの一言さえ口にすることができなかった。
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別れの朝、喉に熱いものが閊えて、朝食のスープを飲み込むのがやっとだった。
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言いたいことが胸の奥に閊えたまま、彼女は黙ってうつむいていた。
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