不祝儀
ぶしゅうぎ
名詞
標準
sad occasion (esp. a funeral)
文例 · 用例
祝儀、不祝儀の時の赤の御飯や、蒲鉾や半ペン、お煮付、油揚のようなものを、わざわざ取って置いて下さる。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
昔、フローベルは、新年の挨拶から、祝儀不祝儀の挨拶、其他、社会生活のきまりきった時に或は事柄に、人が使うきまりきった文句を、一々ノートにとって、それを紋切形字典と名づけた。
— 豊島与志雄 『話の屑籠』 青空文庫
不祝儀のとき、華奢で、すらりとした痩形の母は、かえって初々してそれは浄らかに黒ずくめのなかで、霊体のように見えるのだ。
— 小栗虫太郎 『方子と末起』 青空文庫
世間的な体面だとか、家の格式だとか、誕生日やお正月やお盆や、あらゆる祝儀不祝儀のおつきあい、庭の草むしりから戸締りまで、無言のうちに生活様式が規定されてしまってるじゃないか。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫
言はゞ武家辞宜の口状で、祝儀・不祝儀の――それも非常にあらたまつた時に使ふ切り口状である。
— 折口信夫 『「さうや さかいに」』 青空文庫
十年も昔に流行ったような紋付羽織を祝儀不祝儀に着用して、それを恥ともせず、否むしろ粗服を誇りとするが小諸の旦那衆である。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
兵庫の夙の如きはそれでもって、毎年町から五貫文、湯屋・風呂屋・傾城屋から各二百文宛、金持ちの祝儀・不祝儀の際にも各二百文宛を、権利として徴収することを認められ、また盗賊を捕えた時には、その身付の衣服をも貰う権利を与えられていました。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
祝儀・不祝儀の際に、またそれぞれの贈与を要求する。
— 喜田貞吉 『エタと非人と普通人』 青空文庫
作例 · 標準
急な不祝儀が入り、楽しみにしていた週末の旅行はキャンセルせざるを得なくなった。
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不祝儀袋の表書きには、薄墨の筆ペンを使って『御霊前』と書くのが一般的なマナーだ。
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結婚式などの慶事とは異なり、不祝儀の際は地味な服装で参列しなければならない。
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