若主人
わかしゅじん
名詞
標準
young owner
文例 · 用例
なかなか良う調べが届いとる」「その骨折りの甲斐があってか、去年の十二月に御城下でも蔵元屋に次ぐ金満家、福岡本町の呉服屋、襟半の若主人で、堅蔵で悧発者という評判の半三郎という男の嫁にという話が纏まって、結納まで立派に済んどる。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
又た少女の室では父と思しき品格よき四十二三の紳士が、この宿の若主人を相手に囲碁に夢中で、石事件の騒ぎなどは一切知らないでパチパチやって御座る。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
これを聞いて若主人は顔を上げて、やや不安の色で。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
」と若主人は直ぐ盤を見つめて、石を下しつつ、「今の妹の姉にお正というのがいたのを御存じでしょう。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
老鋪の旦那、新店の若主人、番頭どん、小僧たちも。
— 泉鏡太郎 『祭のこと』 青空文庫
」(二) 若主人の名は市郎、この駅では第一の旧家と呼ばるる角川家の一人息子である。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
それではあなたは若主人の……。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
H屋は京都を本店にし、東京を支店にし、そのまた支店で別荘のような料亭を鎌倉に建てたのであったが商売不振の為め今年は母屋を交ぜた三棟四棟を避暑客の貸間に当て、京都風の手軽料理で、若主人夫婦がその賄に当ろうと云うのであった。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
作例 · 標準
大店の若主人は、番頭から帝王学を学んでいる最中だ。
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「若主人、そろそろ店を継ぐ覚悟をお決めください」と古参の従業員が言った。
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彼はまだ若主人だが、商才は父親以上かもしれない。
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