年貢米
ねんぐまい
名詞
標準
annual rice tax
文例 · 用例
承應元年二月に宗吾等が領主に訴へたる歎願書の中に、『御年貢不足の田畑に候へば、年々の御上納もおのづから差支へ、壯年の者は據なく他國他領へ罷り出で、農家奉公仕り、其身の代金にて御年貢米買ひ入れ、上納仕候。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
家老たちは、袖を連ねて忠直卿の御前に出で、年貢米の一部免除を願い出でた。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
新蔵は家の小作人で、毎年冬になると年貢米を二十俵ずつ持ってくる。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
甚作 御年貢米の代りに、人間の乾干しを収めるとええぞ。
— 菊池寛 『義民甚兵衛』 青空文庫
今度諸人助けのために、御年貢米御免の嘆願の一揆を起した者じゃ。
— 菊池寛 『義民甚兵衛』 青空文庫
それでな、年貢米は、嘆願によって免除する代りに、一揆の発頭人は、一昨日御坊川で磔にした。
— 菊池寛 『義民甚兵衛』 青空文庫
年貢米の納入時期、およそ一ヶ月間は、地主はずつと家にゐて、ふだんはどこか餘所にゐるものも歸つて來て、親しく小作人に面接するのが常である。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
家には相当の財産もあって、女中や作男は置きませんでしたが、村の人に田を作らせて取る年貢米は、母子二人の生活を支えるに十分でありましたから、瓦葺きのこじんまりした家に、二人は比較的平和な日を送っていたのでありました。
— 小酒井不木 『白痴の知恵』 青空文庫
作例 · 標準
村人たちは、収穫した年貢米を大切に運んだ。
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年貢米の量は、その年の豊作か不作かで大きく左右された。
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厳しい年貢米の取り立てに、農民たちは反発した。
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