拝所
うがんじゅ
名詞
標準
place of worship (in Okinawa)
文例 · 用例
坂東第二番の巡拝所、名高い霊場でございますが、唯今ではとんとその旧跡とでも申すようになりました。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
和歌山県の神主の総取締りする人が新聞で公言せしは、神社は正殿、神庫、幣殿、拝殿、着到殿、舞殿、神餐殿、御饌殿、御炊殿、盛殿、斎館、祓殿、祝詞屋、直殿、宿直所、厩屋、権殿、遙拝所の十八建築なければ設備全しと言うべからずとて、いかに神林大いに茂り四辺神さびたる神社を見るも、設備足らずとてこれを滅却す。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
そのまま題にして、倶利伽羅山焼残寺が一院、北国名代の巡拝所―― と申す説もござりました。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
フランシスとその伴侶との礼拝所なるポルチウンクウラの小龕の灯が遙か下の方に見え始める坂の突角に炬火を持った四人の教友がクララを待ち受けていた。
— 有島武郎 『クララの出家』 青空文庫
ところが彼等をしばしばその故郷にかえすということは復古的の考えを起させる基になるので政策上よくないことでありますから、尚家の政治家は三平等に各自の遥拝所を設けさせたのであります。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
壁画のある、天井の高い大食堂の窓からは、灰色のうろこ形スレートぶきの小屋根、その頂上の風見の鳩、もと礼拝所であったらしい小さい四角い塔などが狭くかたまって見えた。
— 宮本百合子 『スモーリヌイに翻る赤旗』 青空文庫
護摩壇、垢離場、懺悔の部屋、小さい無数の礼拝所、数限りない石祠等、広い境内の到る所に、隙間もなく建てられてある。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
彼の母は巫女を頼んで、彼方此方の拝所へ詣って、百歳が試験に合格するやうにと祈った。
— 池宮城積宝 『奥間巡査』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
拝所 とは、日本語一般・日本全般においては、聖域を前にして拝むための場所をいう。
出典: 拝所 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0