隣組
となりぐみ
名詞
標準
tonarigumi
文例 · 用例
」 と戦争の事を言いかけたら、お隣りの奥さんは、つい先日から隣組長になられたので、その事かとお思いになったらしく、「いいえ、何も出来ませんのでねえ。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
お隣りの奥さんだって、戦争の事を思わぬわけではなかったろうけれど、それよりも隣組長の重い責任に緊張して居られるのにちがいない。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
本当に、之からは、隣組長もたいへんでしょう。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
」 と私が言うと、御主人は、「ええ、なにせ隣組長ですから。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
夕飯の仕度にとりかかっていたら、お隣りの奥さんがおいでになって、十二月の清酒の配給券が来ましたけど、隣組九軒で一升券六枚しか無い、どうしましょうという御相談であった。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
でも、ひと片附きしたので、園子をおんぶして行ってみると、向うから、隣組のお方たちが、てんでに一本二本と瓶をかかえてお帰りのところであった。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
しかし、お宅かてお忙しいでっしゃろさかい、それに、帳面づけや何やかやは、隣組の人がしてくれはる言うことでっさかい」 玄関に立つと、蝶子は、「そんなら、ここで失礼して着せてもらいます」 と、黒いビロードのコートを羽織った。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
隣組の組長もしているという。
— 織田作之助 『道』 青空文庫
ウィキペディア
隣組 は、概ね第二次世界大戦下の日本において各集落に結成された官主導の銃後組織である。大政翼賛会の末端組織町内会の内部に形成され、戦争総動員体制を具体化したものの一つである。地域により、隣保、組、班、最寄などの呼び方がある。
出典: 隣組 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0