麻衣
あさごろも異読 まい
名詞頻度ランク #25313 · 青空 22 例
標準
linen robe
文例 · 用例
元來支那の相術は、呂后の父や、許負やの談でも傳へられ、これに關した議論は早く荀卿や王充によつて試みられた程で、其の淵源は甚だ遠いが、其の成書あるは何時頃よりのこと歟、恐らくは麻衣畫灰の事あつての後でも有らうか。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
」「それはね、月見の人に、木曾の麻衣まくり手したる坊さん、というのが、話をする趣向になっているんですがね。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
この故に『麻衣相法』にしろ、『柳荘相法』にしろ、また我が国の『南北相法』のような特色のない書から、『朝睛堂相法』のような支那伝来以外の実験体得を基礎とした独自の書に至るまで、何れも気を説かないものは無いのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
元来支那の相術は、呂后の父や許負(中国前漢の人相術者)の話でも伝えられ、これに関した議論は早くから、荀子や王充によって試みられたくらいでその淵源は甚だ遠いが、その成書の有るのは何時頃よりのことか、恐らくは麻衣画灰の事があっての後でもあろうか。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
ぼろぼろになった麻衣を着ているものもいた。
— 菊池寛 『仇討三態』 青空文庫
網代の笠に夕日を負うて立ち去る瀧口入道が後姿、頭陀の袋に麻衣、鐵鉢を掌に捧げて、八つ目のわらんづ踏みにじる、形は枯木の如くなれども、息ある間は血もあり涙もあり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
ところが、このお菊がどんな生活をしていたかといえば、冬でも僅かに麻衣を重ねていたに過ぎないということが、竹越与三郎氏の日本経済史の中に一つの插話として書かれている。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
それから、剣を鍛える槌の音と麻衣を打つ砧の音と交錯するあたり、彼女の撥音は鮮かに冴えてくる。
— 豊島与志雄 『白木蓮』 青空文庫
作例 · 標準
麻衣の例文