欣喜雀躍
きんきじゃくやく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
jump up for joy
文例 · 用例
馬鹿な弟子どもは、あの人を神の御子だと信じていて、そうして神の国の福音とかいうものを、あの人から伝え聞いては、浅間しくも、欣喜雀躍している。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
このようにしている間に、次第に粗より精になり、偏より円に至り、礙より通に進み、小より大に進化して、何時となく純熟して、終には識得煥発・欣喜雀躍の境地に至る。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
保守派、反対派は欣喜雀躍してツルゲーネフのそのよびかたを、それから適用するようになった。
— 宮本百合子 『ツルゲーネフの生きかた』 青空文庫
五十四歳の時、一種の靈的光明に接して、かの神夢を見たうらなひ者の樣に、欣喜雀躍、忘我の境に這入つてから、官能的世界を道徳的に説明し初め、科學的著述をやめてしまつた。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
で、欣喜雀躍近寄って行くと彼女にははやその頃同じ社の校正記者の愛人があってすでに同棲をさえあえてしていた。
— 正岡容 『わが寄席青春録』 青空文庫
いかに精霊は欣喜雀躍したことぞ!
— A CHRISTMAS CAROL 『クリスマス・カロル』 青空文庫
承託を受けると男は忽然欣喜雀躍として、弱い灯を受けつつ車体を横えて客待ちして居る陰気な一台の円タクを指先で呼び寄せました。
— 西尾正 『陳情書』 青空文庫
盲人は欣喜雀躍、上衣を脱ぎすて、躍り上がってイエスの許に来た。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫