騙取
へんしゅ
名詞動詞-サ変
標準
swindling
文例 · 用例
はて、体の良い騙取じゃねえか。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
二人は老婆から金を騙取する目的で、村の鎮守の神庫を破って、其処から神楽の装束を持ち出したものであった。
— 田中貢太郎 『地獄の使』 青空文庫
押借り騙取の度胸も持合わせず。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
もちろんその目的は、珠子と、私の生れついたる美しい脚を騙取したる――敢えてそういうのだ――その男とを引捕えるためであった。
— 海野十三 『大脳手術』 青空文庫
預けた預からないの争ひになつた処が、出入りの車力や仕事師が多勢集つて来て、此奴は騙取に違ひないと云ふので、ポカ/\殴つて表へ突出したが、証拠がないから表向訴へることが出来ない。
— 三遊亭円朝 『塩原多助旅日記』 青空文庫
誇りがましい勝利の感情をいだいて、買物を積み込んだ人力車でホテルへ帰る彼は、すくなくとも今度こそは稀古の宝物を手に入れたという確信を持っているのだが、品物がすべて贋物であり、彼が途法もなく騙取されたのであることは、すぐ判る。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
――あとが騒動である、来六屋は初めから手形も証券も騙取するつもりだった。
— 忍術千一夜 第二話 『三悪人物語』 青空文庫
来六屋は手形と証券の騙取でお杉の姐さんに訴えられ、お杉の姐さんは強盗教唆と密営業の件で訴訟された、なにがさて急がしい、成助が縛られ五人の旦那が縛られた、お杉の姐さんは縛られた肚いせに役人達の収賄と涜職を告訴したので、こんどは役人達がお互いを縛りだした。
— 忍術千一夜 第二話 『三悪人物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は高齢者の自宅に電話をかけ、親族を装って現金数百万円を騙取した容疑で逮捕された。
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偽の投資話をもちかけて顧客から多額の資金を騙取する詐欺グループが、ついに警察に摘発された。
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架空の請求書を送りつけて会社の経費から現金を騙取していた経理担当者が懲戒解雇処分を受けた。
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