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浮体

ふたい
名詞
1
標準
floating body
文例 · 用例
気圧が増大すると空気が圧縮せられて浮体自身の浮力が減少し、沈降を始めるわけだが、これは開放されたる大気中に在るのだから、そんなに気圧が変動する筈はない。
海野十三 科学者と夜店商人 青空文庫
浮体の法、飛足の呼吸、遠知の術、木遁その他の隠形など、みなかれが何十年となく、深山にくらしていたたまもので、それはだれでも劫をつめば、できないふしぎや魔力ではない。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
わたしはお師匠さまから、まえに浮体の術を授かっておりますもの」「それみよ。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
この鷲に乗っていくのがなんであぶない、浮体の息を心得てのれば一本の藁より身のかるいものだ」「わかりました。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
伊那丸とちがって竹童は、浮体の法を心得ているうえ、深山にそだって鳥獣をあつかいなれている。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
これが尋常の者なら、悩乱悶絶はむろんのこと、地に着かぬうちに死んでいるべきだが、山気をうけた一種の奇童、三歳児のときから果心居士にそだてられて、初歩の幻術や浮体の秘法ぐらいは、多少心得ている竹童なればこそ、五体の骨をくだかなかった。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
果心居士うつしの浮体の法で、ピタリと、クロの翼の根へへばりつき、両端へ火をつけた松明をバラバラおとす。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
これ、さっきは、瓔珞の頑丈をたよって不覚をとったが、こんどは、果心居士相伝の浮体の法をじゅうぶんにおこなっているためだ。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫