あんころ餅
あんころもち
名詞
標準
mochi wrapped with sweet bean jam
文例 · 用例
二 牛|部屋のかげで、さざんかが白くさくころに、松吉、杉作のうちでは、あんころ餅をつくりました。
— 新美南吉 『いぼ』 青空文庫
公園寄の辻に、屋台にちょっと毛の生えたくらいの小さな店で、あんころ餅を売っている娘だそうです。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
その框へ腰をお掛けなされまして、盆にあんころ餅寄越せ、茶を持てと、この美津に御意ござります。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
「はッ、」「き様、逢阪のあんころ餅へ、使者に、後押で駈着けて、今帰った処じゃな。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
おもしろ狸のきぬた巻でも、あんころ餅でも、鹿子餅でも、何でもございじゃ、はい、何でもござい、人気おこし、お菓子はよしか。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
あんころ餅 松任のついでなれば、そこに名物を云うべし。
— 泉鏡花 『一景話題』 青空文庫
城下金沢より約三里、第一の建場にて、両側の茶店軒を並べ、件のあんころ餅を鬻ぐ……伊勢に名高き、赤福餅、草津のおなじ姥ヶ餅、相似たる類のものなり。
— 泉鏡花 『一景話題』 青空文庫
学校の宿直室に先生のとまっているのを知って、あんころ餅を重箱にいっぱい持って来てくれるのもあれば、鶏を一羽料理して持って来てくれるものもある。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
あんころ餅は懐かしい日本の菓子だ。
あんころ餅は餅にあんこを塗ったお菓子だ。
あんころ餅はきなこで仕上げられている。
あんころ餅は小腹が減った時に重宝する。