増さる
まさる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞頻度ランク #30198 · 青空 33 例
標準
to increase
文例 · 用例
今年は例年の事を思えば楽な暮であるが、去年や一昨年の苦しかった暮には、却って覚えなかった一種の不安と淋しさを覚えて、膝の上のまじょりか皿と、老い増さる母の顔とを思い比べた。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
だんだん激しくなり増さるような泣きじゃくりの声だけがもの凄く部屋じゅうに響いていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
只だ見る粗造の木車一輛、之を挽くものは五十に余れる老爺、之に乗るものは、十歳ばかりも他に増さるべし、乗るものは小鼓を打つて題目を誦し、挽くものは家に就いて喜捨を仰ぐ。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
うららかな日に幾らかの仕事をしてぽつとほてつて來た時は肌の色の美しさが増さるのである。
— 長塚節 『炭燒のむすめ』 青空文庫
それは情けなくも激しく強くなり増さるばかりだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「例えばわたしが先刻あいつの尾を切ったときに、何か知ら悲壮な物哀しさを感じたが、いまはその考えが深増さるばかりではないか?
— 室生犀星 『とかげ』 青空文庫
――郷土望景詩――昨日にまさる戀しさの昨日にまさる戀しさの湧きくる如く高まるを忍びてこらへ何時までか惱みに生くるものならむ。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
」「地下鐵道にて」「昨日にまさる戀しさの」等凡て昭和五――七年の作。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
作例 · 標準
年を重ねるごとに、故郷への思いが増さっていった。
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練習を重ねるたびに、自信が増さっていくのを感じた。
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夏の暑さが日ごとに増さっていく。
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