大和絵
やまとえ
名詞
標準
Yamato-e (classical Japan decorative paintings)
文例 · 用例
その証拠にはならないまでも、私はいわゆる新しい大和絵や歴史画を見ると、せっかく頭の中にもっている「過去」の幻影を無残に破壊される場合が多い。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
東から北へと勾欄へついて眼を移すと、柔かな物悲しい赤と乾酪色の丘陵のうねりが閑かな日光の反射にうき出している隣に、二つの円い緑の丘陵が大和絵さながらの色調で並んで、その一つの小高みに閑雅な古典的の堂宇が隠見する。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
東から北へと勾欄へついて眼を移すと、柔かな物悲しい赤と乾酪色の丘陵のうねりが閑かな日光の反射に浮き出してゐる隣に、二つの円い緑の丘陵が大和絵さながらの色調で竝んで、その一つの小高みに閑雅な古典的の堂宇が隠顕する。
— 北原白秋 『白帝城』 青空文庫
明治二十八、九年頃には歴史画が、そうまあ流行どすな、全国青年共進会に御苑の桜が咲き門外で供侍が待ち、新田義貞と勾当内侍を描いた大和絵式のものを出品しまして先生のお賞めにあずかった事を未だに忘れずに居ります。
— 上村松園 『栖鳳先生を憶う』 青空文庫
二人の令嬢の中の妹の方がパリで生れたためか、父男爵の後ろの方で今もフランス語で戯れ合っている幼い姉妹の姿を、極めて淑やかな大和絵風の夫人が自然に任せて眺めていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
早川さんは、御承知の新興大和絵画会の会員でございまして、そのお描きになつた絵が今度の展覧会で、何やら褒美を受けられた相であります。
— 折口信夫 『三河の山村』 青空文庫
花祭りを思ふ毎に、此大和絵かきの懐しい話しぶりを憶ひ浮べずには居られません。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
古代仏画を摸写したことのある、大和絵出の人の絵には、どうしても出て来ずには居ぬ、極度な感覚風なものがあるのである。
— 折口信夫 『山越しの阿弥陀像の画因』 青空文庫
作例 · 標準
源氏物語絵巻は、大和絵の代表的な作品の一つだ。
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大和絵は、日本の風土や文化を繊細に表現している。
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平安時代に確立された大和絵の様式は、後世の日本画に大きな影響を与えた。
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