衛星国
えいせいこく
名詞
標準
satellite country
文例 · 用例
憂い辛いその四年間も過ぎて、いよいよ戦争も済んで、欧州の事情の判明した途端、この一家を驚かせたものは、独逸の滅亡でもなければ、ソ連の東欧衛星国家群の確立でもありません。
— 橘外男 『墓が呼んでいる』 青空文庫
――当時の大国が、どこでもやっていたように、自国の境や、遠隔の飛び地に、それとなく手なずけておいた程度の――一衛星国――それが徳川家における上田城の真田だった。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
さらに、信長が死ぬと、越後の上杉と手をにぎり、上杉北条の合戦に、北条家の優勢を見越すと、また北条家にたよったが、間もなく、今度は、家康に倚って、徳川家の方略に従って、衛星国的な役割を果していた。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
しかし、朝に夕べを計られぬ戦国の群雄たちの中間に挟まって、ささやかなる一族郎党を養い、しかも、亡家武田氏のほかには心から仕える主も持たず――とする心底のものを秘して、上田の小城一つでも持ちこたえて行こうとするには、こういう衛星国的な処世術も、またやむを得ないものがあるといえる。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
しかし北条家では、「約束がちがう」 として、厳重な抗議であり、家康としては、西に秀吉をひかえ、その秀吉から自己の衛星国を仮借なくもぎ取られている今日、あえて背後の強大な北条家と不和をこのまぬのはいうまでもない。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
尊氏の九州くだりは、俄然、颱風の進路が一変、急角度に筑紫九ヵ国の空をおおって来たようなもので、いまや中立帯でも衛星国でもなく、ここもいやおうなく、争乱の中心となって来たのだった。
— 筑紫帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
第二次世界大戦後、東欧の多くの国がソ連の衛星国となりました。
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その地域では、強大な隣国が周辺小国を衛星国として支配しようとしていました。
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「いつまでこの国の政策は、あの大国の衛星国としての立場に縛られるのだろうか?」
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経済的な支援と引き換えに、ある国は事実上の衛星国として扱われるようになりました。
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