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喘鳴

ぜんめい
名詞
1
標準
stridor
文例 · 用例
幸ひ重い發作に進まないので實際助かるが、明方のシインとした寢臺に自分の喘鳴と吸入操作のゴム球の音に一人耳を傾けてゐると、三つで喘息持になつてから既に四十一年、何と息苦しい一生を過して來た事かなどとつくづく思ふ。
南部修太郎 日曜日から日曜日まで 青空文庫
無理に、――この執拗な咳と喘鳴と、関節の疼痛と、喀血と、疲労との中で――生を引延ばすべき理由が何処にあるのだ。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
そうして間もなく私が執っていた触れるか触れないか程度の脈搏が見る見るハッキリとなり、突然に喘鳴が聞こえ初めたと思うと、老先生は如何にも立腹されたらしく、仰臥して眼を閉じたまま眉根を寄せて不快そうに垢だらけの頭を左右に動かされた。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
そうして二人で二三度同じ処を謡い直されたと思ったが、間もなく左右に振り続けて居られた老先生の頭が安定し、喘鳴がピッタリと止んで『その通りその通り』という風に老先生の頭が枕の上で二三度縦に緩やかに動いたと思うと、又|旧の通りの短い呼吸の裡にスヤスヤと眠って行かれた。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
ゴロゴロと喘鳴を起していたところから考え合わせるとあの時がモウ断末魔らしかったんだがね。
夢野久作 超人鬚野博士 青空文庫
ジイジイっと喘鳴のようなかすれた音を立てて燃えはじめると、拡がってゆく焔の中で、薄気味悪い蒼鉛色をしたものがメラメラと蠢きはじめるのです。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
薄気味悪い地動のような鼾声、それも病的な喘鳴でも交っているかのような……。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
そして、最後の徴である喘鳴が起り始めたのである。
宮本百合子 一つの芽生 青空文庫
作例 · 標準
息子は風邪を引くとすぐに喘鳴がひどくなり、息苦しそうに肩で呼吸をする。
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診察室で聴診器を当てると、ヒューヒューという乾いた喘鳴がはっきりと聞こえた。
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激しい運動をした後に喘鳴が出るのは、喘息のサインかもしれない。
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